事業の売上をグループ分けして管理していますか?【経営計画】
私達が財務診断をベースとした経営改善プログラムで、200社以上の企業・個人事業主の利益を大きく改善してきたコツをご紹介していきます。
今回のテーマは「売上のグループ分け」です。
売上をグループ分けする重要性
売上をグルーピングすることは、利益(個人事業主の場合は収入)を、大きく伸ばすためにとても重要になります。
なぜなら、売上を特徴によってグループ分けをしてみると、グループごとに「利益を伸ばしやすい / 伸ばしにくい」が分かれてくることが分かります。
人や予算といったリソースが限られる中小企業・個人事業主は全てを伸ばすことはできません。
「売上グループの特徴を理解した上で自社・自分は何に注力すべきかを知り、行動につなげていく」それが「戦略」の第一歩になります。
▽ 売上グループのイメージ

このサンプル企業(製造業)では、売上を5つのグループに分けています。
表を見ても分かる通り、この時点で売上に対する原価率(利益率)を俯瞰して確認できます。当然のように日頃から利益率を考えて経営をされている企業もいれば、このグループ分け作業をしていく中で初めて利益率を算出する、そんな企業もあります。
利益率は、当然のことながら「利益を出しやすいか」の指標の一つになりますが、利益の出しやすさはそれだけでは決まりません。
利益 = 売上 ✕ 利益率
のため、「利益率はよいのか」そして「売上は伸ばしやすいのか」が重要です。次の記事で詳細に解説します。
ある程度の規模の企業だと、「売上グループ」≒「事業」と考えても良いかもしれません。しかし、小規模事業者や個人事業主の方の場合「売上のグループなんてこれまで考えてこなかった」という方も少なくありません。
この売上をグループ分けする目的は、「利益の伸ばしやすさ・伸ばしにくさ」という特徴を把握するためなので、必ずしも事業と一対一関係である必要もありません。一つの事業もこれからご紹介する「グループ分けのコツ」によって複数のグループに分解していくと、より特徴を把握しやすくなります。
売上グループ分けのコツ
まず、売上を何個のグループに分けるか、は
- 「どんな商品を」
- 「誰に」
- 「どのように」
販売しているのか、この3つが異なるものをグループに分けていきます。
グループ分けの数は、5個前後、多くても10個くらいまでが 管理しやすく便利です。
より詳細なコツについては次の記事で紹介していきます。
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