事業計画の妥当性を検証する(後編)【経営計画】
前回までの記事で、会社の利益・個人事業主の収入を大きく伸ばす方法としての計画づくりについて解説してきました。
この記事では前回に引き続き、作った計画が無意味な計画になっていないかを検証していきます。
計画とは、ただの目標ではなく
どのように努力をすれば、理想の状態を実現できるのか、その道筋です。
そして目標の到達点としては「頑張らないと実現できないが、頑張れば実現できる」という実現可能性のある点に設定していきます。
目次
計画検証のコツ④ 原価を下げられないか?
利益 = 売上 ー 原価
ですので、原価をさげられないか、例えば「他の仕入先・外注先はないか?」などはしっかり検討する必要があります。
このように、原価はビジネス的には下げるに越したことはありません。同じ仕入れ商品で費用の安いものを探すことは重要です。
しかし、原価はとにかく下げればいいというものでもありません。
『売りの元』は仕入れにありといいます。
いつもお願いしている外注さんや仕入先さんは、大事にしていきたいですよね。
そのため考えるべきは『💹値決めは適切か?』です。
外注先、仕入先を叩くことなく、原価率を下げる=利益率を上げるには、値決めです。
例えば
- 🪵仕入れ:500円
- 🪑販売価格:1,000円
なら 📉原価率 50% です。
しかし同じ仕入れ値のままでも
- 🪵仕入れ:500円
- 🪑販売価格:1,500円
なら📈原価率 30% です。
このように、仕入れ値を下げず(仕入先さんの負担なく)原価率を下げることができます。
計画検証のコツ⑤ 現状の延長線になってしまっていないか?
5年目からの逆算になっていますか?
1年目、2年目・・・で積み上げていませんか?
もし積み上げになっているようなら
🤔『5年後に◯,000万円にするにはどうしたらいいですか?』と、ちょっと高い目標に届くには?と試しに自問自答してみてください。
計画検証のコツ⑥ 新しい戦略はないか?
いつかやりたいと思っていることはありませんか?
「いつか」に日付を入れます。
- ❌ いつか立ち上げる
- ⭕ 2年後には立ち上げる
では、『それまでに何をしなくてはいけないか?』と深掘りして計画に反映させていきます。
計画検証のコツ⑦ 売上増に伴うヒト、モノ、カネは?
売上を増やすために必要なものを考えます。
売上が増えたら、人や機械がもっと必要かもしれません。
人件費などのコストについては、このあとの人件費計画や経費計画のパートで考えます。
ヒト・モノを増やして赤字になるようだったらまた計画の考え直しをすればよいのです。
計画検証のコツ⑧ 5ヵ年計画は「目標」ではなく「夢」
どんなに頑張って計画を作っても5年後のことは分かりません。
重要なのは高みを目指して「今、目の前のことを頑張る」ということです。
経営に行き詰まったときに「自分はこれを目指して、今頑張っているんだ」と振り返れる「夢への道筋」
- 目標到達のための道筋が見える
- 見ていてワクワクする
そんな計画🗺️になっているかをこの売上計画検証のパートで確認し、良い計画にブラッシュアップしてください!
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